こんにちは、メキシコ滞在中のマッキー(@maki_nico88)です。
メキシコでサルサダンスペア日本チャンピオンのゆういさんに会う機会を得ました!!
津覇(つは ) ゆうい さんプロフィール
サルサダンサー。日本サルサダンス大会優勝。元JICA職員。2017年8月よりダンスパートナーのルイカルさんとともにメキシコにダンス留学中。12月にアメリカで行われる世界大会に向けレッスン漬けの日々を送る。また、9月に発生したメキシコ地震に際し、現地サルサ仲間と協働で支援活動に従事。わずか10日間でメキシコ国内外から70万円の支援金を集め被災者支援に奔走中。
サルサダンスとは?
サルサ (Salsa) とは1960年代後半にニューヨークのプエルトリコ移民が中心になり作られた比較的新しいダンスのこと。サルサ音楽に合わせて通常男女ペアで踊る。サルサは男性が全ての動きを決める腰を使ったラテンダンス。「LAスタイル、NYスタイル、Cubaスタイル、Colombiaスタイル」が主流。
ゆういさんたちのダンスは、サルサの中で一番アクロバティックと言われてるColonbia(コロンビア)スタイルに属しています。
写真は実際にゆういさんとダンスパートナーとルイカルさんのステージ。迫力があって、超絶かっこいい!!!
ゆういさんに会うことになったきっかけ
メキシコ入りして数日たった頃に、大学時代の先輩、通称マツケンから久しぶりに連絡が。
という流れで、今回ご縁が繋がった。
【メキシコで日本トップサルサダンサーに会う】
大学の先輩、通称:マツケンのツテで、メキシコにサルサダンス留学中の”ゆうい”さんとランチ!
光栄すぎるご縁‼️✨
ストイックにサルサに向き合う姿勢、メキシコの震災支援など活動は目覚しい!
なにより、美しい….😭💓💓💓 pic.twitter.com/3rqpsnB4SV
— マッキー@メキシコ (@maki_nico88) 2017年10月5日
ゆういさんと何度かメッセージをやりとりして本日、メキシコ・オアハカでランチをご一緒しました。
ゆういさんとオアハカでランチ
待ち合わせの素敵な協会前でドキドキしながらゆういさんを待つ。太陽サンサンでドキドキが加速w
ゆういさんの第一印象
笑顔が素敵!事前にyoutubeでチェックしていたゆういさんのキレッキレのサルサ動画とは変わって、第一印象は柔らかい雰囲気でした。そして、目が大きくてとっても美人!!!ドキドキさらに加速w
美味しいオアハカ料理を一緒にいただく
事前に何が食べたいかを聞かれていたので、”オアハカ伝統料理”をリクエストしたわたしのために、美味しいところをピックアップしてくださっていたゆういさん。ありがたし!!!
メキシコの国土は日本の約5倍あるため、州によって気候も食文化も違います。オアハカはご飯も美味しいし、オアハカコーヒー、チョコレートという特産品もあるため、カフェで一休みするのも楽しみの一つ。
2つレストランに行って、メニューみて比較した結果….色鮮やかなモーレの盛り合わせに惹かれてこちらの落ち着いた感じのところをチョイス。
モーレとは写真にある、見た目はカレーのようなソースのこと。メキシコでは普段の食事によく使用されている。色鮮やかでとっても綺麗。一度に7種類のモーレを食べられる幸せ…
ちなみに茶色いのはチョコレートを使用したモーレ。メキシコではスイーツだけじゃなくて、料理にもチョコレートを使用することも珍しくない。これがわたしにとっては新感覚で面白いし、美味しい!
窓際の席に座ろうとしたらそこは大人数用だからとサーバーのおじさんに言われたんだけど、
プリーズ、プリーズ♡♡とお願いしたらOKになった!
スペイン語の分かるゆういさんが通訳してくれた。ありがたい。中南米ではスペイン語やはり必須!
ゆういさんとサルサの出会い
美味しいご飯を食べながらゆういさんの半生について、色々聞かせていただいた。
ゆういさんとサルサの出会いは大学生のとき。
元JICA職員のゆういさん。当時から海外や国際協力に興味を持っており、言語以外のコミュニケーションツールが必要だと感じ、YouTubeで世界のダンスを検索。そこで目にしたサルサダンスに魅了され、動画をみた翌日にレッスンを予約!さすがの行動力!!!
JICA職員×サルサダンサー 二足のわらじ
大学時代から本格的に始めたサルサ熱は社会人になっても冷めやらず、JICAに勤務する傍ら、ダンサーとしても活動も継続。
ダンスパートナーのルイカルさんと国内外様々な大会に出場したり、ショー・イベント出演、講師業もこなしていました。
当時は夜中近くまでJICAで業務をこなし、その足でスタジオ入りして踊り、終電もないのでその場で仮眠をとって、翌朝シャワーを浴びてスタジオから出勤!という凄まじい生活スタイルを送っていたと話してくれた。当時の平均睡眠時間は3時間!!!
努力はみのり、日本サルサ大会ペア部門で優勝!!! 同時に世界大会・準決勝出場権を獲得しました。
より高い技術を習得するため3度目のメキシコ・オアハカへ
そんな超多忙な生活に一旦ピリオドを打ち、現在は2017年8月からメキシコへダンス留学。今年12月にアメリカにあるアメリカで開催される世界大会に向けてレッスンづけの日々を送っています。
この没頭力に脱帽。今年サルサ歴8年のゆういさんの口から、サルサが好きでたまらない!という一言ににわたしもエネルギーをもらいました。
メキシコ地震での支援活動
ゆういさんたちの支援活動
ダンスパートナーのルイカルさんとともに、なんとわずか10日でメキシコ国内外から70万円の支援金を集めた。現在は被災地にいるスタッフとやりとりをしながら、一番確実にスピーディに被災者に物資が届けられるように日々奔走している。※支援受付は終了。
支援する側の現在の課題
1、誰に被災地までの物資運搬を託すか
より迅速な支援の実現には、毎回自分たちが現地に赴くよりも、スペイン語に堪能で土地勘のある信頼できる現地のサポートスタッフが必要だとゆういさんは判断。被災地を助けたいと思って支援に参道してくださった方々のためにも、運搬する人の選定は慎重に行なっている。
これまで数回に渡って実施した物資運搬は順調にいっており、現地スタッフからゆういさんの元に、写真つきで報告が届いているとのこと。ゆういさんのフェイスブックで支援状況の報告も更新されている。
支援金を元に物資を購入し次回の物資輸送について調整中。
2、立ちはだかる政府の壁
ここまで話を聞いて、あれ?行政の窓口に行けばよりスムーズなのでは?と思ったわたし。話を聞いてみるとちょっと複雑な事情があるよう。
被災地には日々、個人・各機関から支援物資が運搬されている。被災地に入るには検問があり、そのまま通過すれば自分の届けたい地域や団体の場所までその荷物を届ければ終了。
ただし、政府が物資を一旦回収→再分配というルートもある。このルートが迅速で被災者に必要な支援が行き届けば問題ないのだが、それがどうでもないらしい。
次年度の選挙に向けて、ここでもアピールに余念のない政党が支援物資を回収し、政党からの支援だよ!というステッカーを貼ってからようやく配給になる。この作業が迅速さにかけているとのこと。
なんて無駄な….
こういうケースがあるため、今あらゆる事例を調べて、どのような方法なら政府に回収されることなく、直接届けたい場所にいけるのか手段を考えています。
今後も継続的な支援が必要
メキシコは現在雨期。家が崩壊した人々が雨をしのぐビニールや暖をとる毛布が必要。雨のあとは蚊が発生するため、蚊帳なども重宝する。ゆういさんたちは、被災者が今一番欲しいものを選定してそれを必要な人に届ける、というシンプルな支援をしている。それなのに、色々課題がある。東日本大震災を経験しているわたしも当時を振り返りながら、支援は仕組みが整わなければ、どこかで障壁ができるもんだと改めて実感した。
日本での報道はどうだろう?偏った報道ばかりではないかな?
ゆういさんが日本の救助隊の迅速な対応が被災地の新聞で大きく取り上げられてたよ!と教えてくれて、日本のメディアが同じように報道するのの10倍信頼性があった(笑)誇らしいよ、日本人救助隊のみなさん!
どうか、少しでも早く復旧して元の生活に近づけるようになってほしい。
ゆういさんの今後のサルサでの目標
さて、サルサに震災支援にとても充実しているゆういさんに、今後のサルサでの目標を聞いてみました!
12月のアメリカの世界大会では、日本大会で優勝している「ゆうい・ルイカルペア」は準決勝からの出場になる。準決勝には15-20組が出場し、その中で上位7-10組が決勝に進むことができる。ゆういさんたちは決勝進出を目指している。
日本を含めアジア圏のサルサ人口は、中南米と比べたらかなりの少数派。体格的にも小柄なゆういさんペアが世界大会に出るだけでもアウェイ感が強い。
わたしも少なからず海外で疎外感を感じた経験があるので、この状況がとても過酷なことがわかります。プレッシャーもとても強いと思う。でもぜひ日本・アジアを代表して、思いっきり自分たちの踊りをして決勝に進出してほしい!サルサへの情熱をぜひぶつけて来てほしい!頑張れゆういさん!!!
サルサダンサーゆういさんにお会いしてみて
最後に一緒にサルサポーズを決めて記念撮影!通りすがりの男の子が一緒に写真撮りたい!ってオファーしてきた!実際はスペイン語だったからない言ってるか分かってない
やっぱり日本人女子はモテモテ???w ちなみに、スペイン語だと日本人を「ハポン」というよ。
たった数時間お話させていただいた仲ですが、出会えて本当によかった!と思える方です。世界大会が終わってからは東京を拠点に活動される予定なので、ぜひ日本でもお会いしたいですし、実際に彼らの踊りを見たい、その臨場感を味わいたい!
ゆういさんは88年生まれで実はわたしと同級生。
じぶんのやりたい道を生きるゆういさんはとてもかっこよく、わたしもよい刺激をたくさんいただきました。
同世代の女性が輝く姿をより多く見たいし、じぶんでも実践していきたいとわたしは思っているので、フィールドは違えどわたしも少しずつでも社会を明るくしていく存在でありたいです。
メキシコで嬉しいご縁をいただきました。ゆういさん、マツケン、ありがとう!
ルイカルさん、今日はお会いできなかったけど完全にメキシコ人だと思ってました(笑)次回ぜひお会いしたいです♪ ※ルイカルはサルサネームでご本人は日本人です。
サルサは気軽に体験できるダンスです!
おお!意外にもおじいちゃんおばあちゃんの街とう印象が強い日暮里に。
日暮里は散歩すると落ち着くんですよね〜。
六本木と言ったらクラブの聖地ー!易しいレッスンが受けられるっていいですね〜。
ゆうい&ルイカルの活動詳細はこちら
こちらはゆういさん&ルイカルペアが実際に日本大会で演技したときの映像!
ああ、何度見ても、かっこいい!
指先まで全ての動きが洗練されてますよね。表情や衣装・メイクなども採点に影響するという美しく厳しい世界です。
MAKI
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